プロフィール

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行政書士 稲井 威夫 (いない たけお)

役職:稲井国際行政書士事務所所長
学歴:専修大学法学部法律学科卒業
趣味:映画鑑賞、スポーツ観戦、テニスなど

こんにちは、運送業専門行政書士の稲井威夫です。
行政書士としてキャリアをスタートしてから早12年が経過しました。
開業当初は主に外国人の在留資格や帰化の申請手続をサポートして来ましたが、現在では、開業当初から強い関心を持ち続けて来た運送業の許認可申請のサポートやその維持・管理のサポート及び運行管理者資格を生かしたコンサルティング業務をメインに取り扱っています。
今後も運送・物流関係業務を専門とする行政書士として運送・物流業界全体に貢献することを目標に日々業務に取り組んで行きたいと思います。

信条

  1. 日本と外国人・外国企業との橋渡しの役目を果たす。
  2. 専門分野を深化させ、無二のプロフェッショナル(専門家)となる。
  3. 常に顧客満足度120%を目指して業務に取り組む。

行政書士を目指したきっかけ

私の場合、実は、最初から行政書士を目指していたわけではありません。というのも、幼少時から弁護士の父の後ろ姿を見て育ち漠然と自分も将来、法律家になりたいと思っていました。そのため、法律家を目指し大学の法学部に進学し、学生生活や浪人生活をほとんど司法試験に費やして来ました。

司法試験でなかなか結果を出せない自分に自信を付けるために行政書士試験を受験したところ、見事一発で合格することができました。その後も司法試験を続けたのですが、やはり司法試験の壁は高くやむなく断念し、そこで、初めて行政書士の資格を生かした仕事を考えることになります。

先ずは、行政書士事務所で実務経験を積まなければ何も始まらないと思い、いくつかの行政書士事務所に応募したところ、東京進出を予定していた大阪の行政書士事務所に東京オフィスの立上げスタッフとして運良く採用が決まりました(後から聞いたところ競争率50倍の難関だったとか)。

最初は3坪のレンタルオフィスに2名からのスタートで、しかも、東京というマーケットにどのようなニーズがあるのか全くの手探りの状態だったため、問い合わせがあった業務については、未知の業務も含めてほぼ全て対応するなど、毎日が格闘の連続で、常に日々の業務に追われながらとにかく必死だったことを覚えています。

こうした慌ただしい日々の業務をこなす中で行政書士の主要業務をほぼ全て経験することができ、この貴重な経験が私の行政書士としての原点であり、現在、私が担当する全ての行政書士業務に生かされていると思っています。

最初はさほど興味がなかった行政書士の仕事ですが、多くの行政書士業務に携わることができたことで、行政書士も弁護士と同様に同じ法律家に位置することや顧客の人生のスタートや人生の節目に関われる前向きな仕事であることを理解することができました。次第に行政書士の方が自分に向いていると思うようになり、行政書士としての道を本格的に志すことになりました。

行政書士としての道を志す上で、多数の行政書士業務の中から自分に合った専門分野を選択し、その専門性を高めるために徐々に専門分野を絞っていったところ、運送業などの物流系の許認可が私に一番合った専門分野であることが分かって来ました。そして、より専門性を深めるために運行管理者資格を取得するなどして、5年間みっちり実務経験を積むことができました。

なぜ行政書士として独立したのか?

振り返れば、行政書士事務所に入社してから5年が経ち、事務所の規模やスタッフも大幅に拡大し、オープニングスタッフとしての私の役割も充分に果たすことができたと感じるようになりました。

もともと独立志向の高かった私にとっていずれは独立したいと思っていましたが、なかなか一歩を踏み出せないで悩んでいたところ、私の目指す行政書士像に賛同してくれた妻の後押しもあって、2012年9月に念願の独立を果たすことができました。

私の目指す行政書士像は、単に許認可取得のみならず許認可取得後のメンテナンスやアフターフォローにもしっかり対応する行政書士となり、引いては運送業界を中心にコンプライアンスに対する意識をもっと高めたいというものでした。

というのも、運送業などの許認可取得後のアフターフォローにしっかり対応できている行政書士が意外と少なく、各種変更手続を忘れて放置している事業者が多く見受けられます。そのため、許認可取得後のメンテナンスやアフターフォローにもしっかり対応できる行政書士が求められていると実感していたからです。

また、運送業を中心とする物流業界はまだまだコンプライアンスに対する意識が低く、前職在籍時に対応した許認可のメンテナンスを通じて、物流業界のコンプライアンスに対する意識をもっと高める必要があると思っていたからです。

今後は、定期報告書や役員の変更届などのメンテナンスの支援はもちろんのこと、各種変更手続の許認可支援を始め、トラック協会・バス協会による巡回指導対策支援や運輸局による行政監査対策支援、運送事業者に対するコンプライアンス研修の講師など許認可取得後のアフターフォローを通じて、物流業界全体の法令遵守に貢献して行きたいと思っています。

「運送業許認可は、免許取得後のメンテナンス(アフターフォロー)が一番大事」というキャッチフレーズを胸に事業者のため、引いては物流業界全体のために必死にご支援させていただく所存でおりますので、何卒、宜しくお願い致します。

平成26年1月吉日 行政書士 稲井 威夫

物流ウィークリー2019年6月3日号に、運送業の許認可の視点からUber Eatsのビジネスモデルについてのコメントが掲載されました。
(上記画像をクリックすると拡大表示します)

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